浅草寺 大絵馬寺宝展と庭園拝観

先のブログ記事に書きました浅草寺「大絵馬寺宝展と庭園拝観」に行ってきました。

寺宝展の大絵馬ですが、現在の合格祈願などを書いて下げるものとは違います。江戸時代の著名人が絵師に書かせ奉納した大型の絵なのです。数々の珍しい大絵馬だけでなく国宝や重要文化財の写経や浅草寺縁起の資料・高村光雲作の竜神像なども展示されていました。さすがに浅草寺の寺宝だけあって見ごたえのあるものでした。 

そして、浅草寺の本院である「伝法院」の庭園を拝観しました。


「伝法肌」という言葉ご存じですか?粋な威勢のいい気性をそう呼びますが、元々は伝法院の威光をかさに着た門番が見世物小屋や飲食店で無法な振る舞いをしたところから来ているそうです。


現在、特別の行事でもないと一般公開していない伝法院の庭園ですが、10年位前までは寺務所で 許可をもらえば誰でも入れました。それが「入るな」と立札に書かれた処からくぐって入るようになっているので、私の父は「伝法肌だけあってさすがに威張ってるよな」とよく言っていたものです。 

もっとも、私が子供の頃は自由に入れてよくそこで遊んだものです。

伝法院の庭園は、小堀遠州の作庭と言われています。池泉回遊式の庭園で、池の周りの通路を歩いて回遊しながら鑑賞するという形式の庭です。茶室も設けられています。仲見世など周囲の喧騒から隔離された木々の生い茂るこんな空間が浅草にもあるのです。

 

大絵馬寺宝展と庭園拝観は4月28日までです。この機会にぜおいでください。