「パン」と「餡」はもちろん相性が良いですよね。
先代の父が元気な頃、まんじゅうを握っている職人さんのそばに行き
餡をひょいとヘラですくって食パンにのせ、美味しそうに食べていたのを思い出します。
当店の「あんこトースト」はそんな姿を思い浮かべてメニューに加えた商品です。
ところで、書き忘れてましたが、この「あんこトースト」を最近少し変えました。
当初、食パンにバターを塗りその上に「こし餡」または「つぶ餡」をのせてからトーストしていました。
これを、トーストしたパンに【こし餡・つぶ餡・バター】を添えるスタイルに変えました。
「え~? 別に変ってないじゃない」と思われるかもしれませんね。
でも、実はこれが全く別物なんですよ!
(1)パンにバターを塗って餡をのせてからトースト(加熱)する。
(2)トーストしたパンにバターを塗ってから餡をのせる。
(3)トーストしたパンに餡とバターを添えて食べる。
(1)は変更前のスタイルですが
これですと、バターがとけて油分が餡と混じってしまいます。
非常にこってりした味になり、甘味処西山の餡の「しっとり・なめらかでやさしい味わい」の特徴が生きてこなくなると感じてました。少しあっさりとマーガリンに変えてみても駄目でした。
変更後は(2)と(3)が選べます。
(3)は、口に入れるとバターが体温で柔らかく餡と馴染んでいく感じです。
(2)は、ちょうどその中間ですが「なめらかでやさしい味わい」も生きていると思います。
もちろん、バニラと抹茶の自家製アイスは変わらず付いています。
アイスと餡の相性も抜群ですから。
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